昨日のことです。
社員より弊社が取材を受けた
中国新聞の記事が
トップページに載っている…と聞き
嬉しくなりました。
この様なことは初めてのことです。
その記事はこちら…
取材を受けた経緯は
弊社のYouTube公式チャンネルにて
遺影写真について語ったものを
記者の方が興味を持たれたことから
電話連絡がありました。
そして取材にて
動画で話した内容を記者さんに語ると
小さな写真で葬儀を行った
ご当家に取材を行いたい…と言われ
了承をいただいたのが
上記、記事の写真のご当家です。
取材当日は49日法要であり
数名の親族の方もおられるなか
本堂にて気持ちよく取材対応して
もらいました。
終わって、奥様が言われた
「お母さんに取って良い記念になった」
この一言が印象に残っています。
さて、葬儀に遺影が必要なのか?
たまに聞かれます。
結論から言いますと
絶対に必要な物ではありません。
遺影写真が葬儀に使われた歴史は
第二次世界大戦後で
「戦死した息子や夫を供養したい」
という説や
明治時代の末期に
写真やコンテで描いた刷筆画(さっぴつが)
などが供養として用い入れられた
という説があります。
基本、葬儀では
遺影写真に手を合わす
という習慣が一般的であり
葬儀には遺影写真は欠かせない風習が
自然と起きていたものです。
よって葬儀を行う際には
写真を用意する…というのが常識化し
我々葬儀社も
「遺影にする写真を用意して下さい」と
必ず伝えていました。
その他
最近の特徴としては
自然なままの姿を
遺影として残すように
アドバイスしています。
それは、後ろの風景が
自宅の庭や
観光地などで
撮影されたのであれば
そのまま残す…などです。
それは
ある方が参列時に言われた
「この写真は何歳くらいで
どこで撮影したものなのか…」から
ヒントを得ました。
遺影写真を決める場合
1.故人が生前に決めていた。
2、家族が探し出し決めた。
この2つのパターンになります。
そのなかで多いのが
2の家族で写真を探し決めるものです。
これが家族間で意見が割れ
時間を要すもので
なかには、当家では決められないことが
往々としてあります。
我々葬儀社は
故人の本当の姿や表情を知りません。
葬儀社が写真を選ぶ際のポイントは
ピントがハッキリしているか…
ここを私は重視します。
しかし、本当の故人を知っているのは
何を隠そうご当家でしかありません。
ましてや遺影写真は
後に家に置かれるものであるため
当家が納得した写真にしないと
葬儀後に後悔されることもあります。
その為に
自然な姿…
そして自然な風景が
一番良いのです。
なかには
「この写真は若すぎる」と
言われる場合もありますが
故人が自分で
「ワシが亡くなったら、この写真を遺影に」と
残されたものは、いくら若くてもその写真を
使用してあげるべきと思うものです。
なぜなら
一番、自分が輝き
一番、人生で至福のとき
それがその写真だと思うからです。
今日は遺影写真について
取材を受けたこと
そして
遺影写真の変遷や
思いについて書き込みました。
皆さんのご意見がありましたら
お寄せ下さいね。
最後までのお付き合い
ありがとうございました。
株式会社安芸葬祭
家族葬専用会館 エキキタホール
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