広島市で葬儀が気になる方へ伝えたい話として
今日は綴ってみます。

皆さんこんにちは。
安芸葬祭・エキキタホール
代表の河内です。

コロナウイルスの影響は
葬儀業界にも当然、影響はあります。
今後、広島市内の葬儀は
どの様な歩みを見せるのか…と考えたとき

感じることは
葬儀の形式が、より家族が基本の
少人数化に進むように思います。

現在のご当家の思い(本心)は
葬儀を家族だけで行いたい…そのように
考えている方が多いのも事実です。

しかし、葬儀の性質(義理場)というものが
根強く、故人の兄弟、従兄弟など
交友のあった方を無視することが
ある意味「非常識」となり
葬儀を家族だけの意向では
采配できないこともあります。

それだけに、コロナウイルスは
三密を避ける…ことが報じられたり
感染拡大地域の行動自粛規制などで
葬儀を家族だけで行いやすい
環境が出来たのは事実です。

家族葬が始まった平成14年ころ…
近所の方など外部の方に
知らせずに葬儀を行いたい家族に
親戚の方などは大きな反発をされたものです。

「葬儀とは、そういうものでは無い」
葬儀社の我々に、怒りをぶつけて来る人も
おられました。

家族葬が行われるようになった原因は
当時の社会情勢もあります。
(以下、あくまでも私の思いです)

平成14年頃は
リーマンショックの影響で不況になり
リストラや解雇が行われ、職探しにハローワークに
毎日、長蛇の列ができたものです。

また、葬儀が自宅から式場への移行が進みはじめ
故人を自宅に連れて帰ることなく
葬儀式場に直接行かれることが多くなったことで
家族、近親者で葬儀を行っても大丈夫…
という雰囲気ができたこと、も事実。

当時よく聞かれた言葉で
「うちの葬儀で
外部の人に迷惑を掛けたくない…」
この言葉は本当に多くの方が
言われたものです。

それだけ
多くの方が潜在的に葬儀の在り方に
疑問や不満があったのかも知れません。

また香典に対しても
「以前の葬儀で
後日のお返しに頭を悩ませた…」
との声も非常に多く耳にしました。

最近の葬儀は
家族、近親者数名の方が増え
香典も原則お断りされる…

そして、近親者数名で行う葬儀だけに
気遣いも不要になり…

通夜や葬儀後の飲食(弁当)や宿泊場所の手配や
火葬場に行かれる車も心配が要らなくなりました。

それらが、昔の葬儀事情と比較し
大きく変わった所かも知れません。

私、個人の考えですが
葬儀はご当家が後悔ないように行うことが
一番よい、と思っています。

ご当家の中には
ご親族と折り合いの悪い方もおられたり
故人が生前、もしもの時は家族だけで行い
外部の方には黙っておけ…と
伝えられた方もいます。

色々な事情から
葬儀は「家族だけで、静かに行いたい…」
その様に思われる方もいます。

故人が社会的な影響力の強い方…
その場合でも
家族だけで葬儀を行うと後日に問題が起こる…
と関係者の方が
ご家族に言われる場合があります。

ご家族は
その様なケースで起こると理解を示しつつも
出来れば、故人を家族だけで
誰にも気を遣うことなく
ゆっくりと最期の別れをしたい…と
思われているのです。

その様に本心から思っているご家族は
対外的な葬儀を辞退されます。

色々な葬儀を見て来たなかで
昔の対外的に行われた葬儀は
あの時代には
必要な葬儀の行い方だったと思います。

そして多くの方に
「けじめ」として
故人との最期のお別れに触れることで
生前の付き合いを終わりとする「けじめ」を
意味したのが、あの時代の葬儀だったと思うのです。

しかし、葬儀が終わると
「Aさん亡くなって何年になるかな・・・」
その様に、大半の方は正確に答えることは
出来ないものです。

知人など亡くなられたことを後日耳にすると
「連絡が欲しかった」となるのは
世の常です。

しかし
ご当家は、訃報を知らせなかったことに
例え文句が出たとしても、悩んだり、悔んだりする
必要はないと思います。

なぜなら
私も両親の葬儀を経験し、喪主を務めましたが
葬儀の行い方は千差万別で、批判を受けるときは
どの様にしても受ける…と思ったからです。

本ブログのタイトルは
当初、これからの広島市の葬儀はどうなるか…
でした。

コロナウイルスの影響により
葬儀が変わるとは…を
説明する予定でしたが
違う方向にいったので
タイトルを変更させていただきました。

最後までのお付き合い
ありがとうございました。


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